男物 変わり衿雨コート

写真を元に男物の変わり衿コートをつくってもらえないかとの注文がありました。
それは、かなりたて衿部分が上のほうまでつく、平安時代の衣装のようなものでした。

小さい写真を引き延ばし、こんなところかなというところで型紙を製作、
今回は微妙な衿だったので仮縫いも。

それで、裁ちはこんな感じ
b0201195_20435510.jpg

身頃の上の部分です。
そして、
b0201195_20442842.jpg

身頃縫っています。たて衿をつけて。

b0201195_20451071.jpg

で、できました!

雨コート、男性のだったので、長さが4尺ぐらいあって、正直たいへんでした。
袷コートよりも手がかかるんですよ。
コートはすべて割り縫い、そのうえ単衣だと縫い代の始末もたくさんあり、
表面にでない手間があります。

近頃は保育士の賃金が安いと盛んに言われ、抗議行動などもしています。
それは本当に当然のことですよね。
和裁士も時給計算すると同じようなものです。

もちろん和裁の世界だけでなく、手仕事の分野は国からの助成金もなく、
厳しい状況でやっています。
一番恐いことは,一人前になっても食べていけないと
後継者がいなくなることです。

手仕事はおもいのほか時間がかかります。
わたしは教室もやっていますが、
電話での問い合わせなどをきくと、簡単にできるとおもっている方が多いのです。

でも、そう簡単にはいかないんですよ〜〜。
一度ぜひ縫ってみられることを、願っています。^^。




[PR]
by saki-kss | 2016-03-30 20:55 | 技術
<< 手刺繍のきもの 小紋 道行コート >>