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絞りの着物

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この着物は3才の祝着、「被布」です。
3才の祝着は、今では既成の安価なものか貸衣装で済ませることが多くなってきています。
しかしながら、このお客様は、たいへんこだわりがあるようで、
このように「総絞り」をさせています。

絞りの着物の難しさは、縫うことそのものよりも「へら」が見えないことにあります。
プロは、「へら」はコテでする方が圧倒的に多いわけですが、わたしも例外ではありません。
その「へら」が見えにくいことで糸印をしなければなりません。
要するに手間がかかります。

縫うことももちろん、普通の絞りではない布よりも手間なわけですが、
そこは手の中でなんとなく収まって普通に縫えてしまいます。

総絞りと違い、部分絞りはまたべつの難しさがあります。
絞ってあるところとないところでは布幅が違うため、縫うときに考慮しなければなりません。


3才の着物の場合、袖丈にもよりますが、一反で長着と被布の両方ができます。
長着の八掛も共布で(共裾)できます。
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by saki-kss | 2010-08-30 21:36 | 技術

共襟の柄合わせ

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この写真は、前身頃の胸と衿の部分です。

訪問着や付下げ、振袖などは、胸と衿の柄がつながるものがあります。
合い口がある、とも言います。
多くは上前(着る方にとって左側)の方にのみそうであるのですが、
この写真のように、上前、下前の両方に合い口がある場合もあります。
振袖などでは比較的多いです。

さて、この両側をつなげることは簡単ではありません。
共襟の柄は位置が決まっているため身頃の方で配慮しなければなりません。
その配慮とは、要するに「どこに衿肩あきをもってくるか?」ということです。

きものは当然布ですから、固い紙とは違い、ちょっとのことでずれが生じます。
何度もこの位置でよいかどうか見極めたとしても、両方の合い口を合わせることに
絶対大丈夫という保証はありません。
また、袖付けのほうも考慮しなければなりません。

業界では、このような場合、上前の方さえ合っていれば良しとされています。
しかし、もちろん合うにこしたことはありませんから、何度も確かめながら
合わせる努力をします。それでも必ず合うとは残念ながらいきません。

また問題なのは、仕立て以前に染めの方で、昨今は染めの方の知識不足を感じることがしばしばあります。
こちらでは対処できない柄のずれがすでにある場合も少なくありません。
実はこのきものにおいてもそうです。
しかしながら、仕立て屋は可能な限り、染めの「不足」を補わなければならないのは言うまでもありません。
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by saki-kss | 2010-08-20 23:37 | 技術

お支払い、送料

○ こちらからお客様に仕立て上がった品物をお送りする場合

できた時点でお客様に連絡いたします。送料はお客様の負担とさせていただきます。
仕立て代+送料は、下記いずれかの方法により支払っていただき、
代金支払いの確認のとれた後に品物を送らさせていただきます。
送料は着払いとさせていただきます。

☆ なお当店では仕立て上がった品物については検針器を使用しておりますので、
   どうぞ安心して着用なさってください。

○ お支払い方法
  
  ・郵便振替  ゆうちょ銀行 記号 10370  番号 16001831

  ・銀行振込  山梨中央銀行 上野原支店 総合口座 口座番号 664422

     いずれも 矢崎 恵子 名義です。
     振込手数料はお客様負担とさせていただきます。

  ・代金引換 

     代引手数料
     1万円以下・・・315円、3万円以下・・・420円、
     10万円以下・・630円です。

到着希望日をお申し付けください。
時間指定もできます。
配送は基本的にヤマト運輸を利用しています。
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by saki-kss | 2010-08-19 13:35 | お支払い、送料

料金表

きもの仕立て料金表

 □ 新規仕立て(仕立て直しも含む)

小紋、色無地、紬     23.000
  ☆ 紋付きは1000円増し
大島、結城など特殊な紬  25.000
付下げ、訪問着      26.000〜30.000
長襦袢          15.000 
単衣長襦袢        13.000
振袖           40.000
振袖長襦袢        18.000
黒留袖(比翼付き)    45.000
色留袖(比翼付き)    43.000
喪服 一越(ぐし縫い)  25.000
喪服 羽二重       24.000 
羽織           18.000
道中着          16.000
道行コート        23.000
被布衿コート       24.000
千代田衿コート      25.000
雨コート         23.000
雨コート 二部式     25.000
浴衣           14.000

  □ 帯

袋帯            7.000
名古屋帯          9.000
         ☆帯芯代 2.500〜

  □ 子どももの

7才以上については大人と同料金
7才未満については2.000円引き

  ☆ 長着(着物)単衣の場合は以上料金より2.000円引き、ただし、コート、羽織に関しては同料金
  ☆ 絞りの反物については2.000円増し
  ☆ 仕立て直しも同料金
  ☆ 単衣で居敷当をつける場合は、1.500円増し → 21.000  + 1.500= 22. 500円


 □ 寸法直し

裄直し          2.500〜4.000
袖丈直し         2.000〜3.000
身幅直し        10.000〜
子どももの肩揚げ     1.000
子どももの腰揚げ     1.500

  ☆ 寸法直し・・・「幅を広げる」、「丈を長くする」については縫い代がどれだけあるかで
    希望に添えるかどうかが決まります。

 □ たるみ直し

とじ直し無し       1.500〜
とじ直し有り       4.000〜

 □ その他、裏地など

袷の場合、裏地が必要になりますが、お客様が用意されたものがあればそれを使用しますが、
ない場合はこちらで揃えることもできます。正絹です。

胴裏          8.000〜
八掛         11.000〜
振袖用胴裏、比翼地  14.000〜

単衣用 裏衿 羽二重 1,500円
単衣用 居敷当 羽二重 3.000円
半襟、三河芯、えもん抜き等も揃えられます。

 ☆なお、手間のかかり具合により、上記工賃に加算することもありますので、
 そこのところご了承くださいますようよろしくお願いいたします。

洗い張り(外注)   12.000〜

その他いろいろご相談に応じます。
どうぞ質問なさってください。

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by saki-kss | 2010-08-19 11:53 | 料金表

プライバシーポリシー

【個人情報保護に関する法令や規律の遵守】

当店は、個人情報の保護に関する法令及びその他の規範を遵守し、個人情報を適正に取り扱います。

【個人情報の取得】
当店が個人情報を取得する際には、適法かつ公正な手段によって、個人情報を取得します。

【個人情報の利用】
当社が取得した個人情報は、取得の際に示した利用目的もしくは、それと合理的な関連性のある範囲内で、業務の遂行上必要な限りにおいて利用します。

【個人情報の第三者提供】
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【個人情報の管理】
当店は、個人情報の正確性および最新性を保ち、安全に管理するとともに個人情報の紛失、改ざん、漏えいなどを防止するよう努めます。

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当店は、本人が個人情報について、開示・訂正・利用停止・消去などを求める権利を有していることを認識し、個人情報相談窓口を設置して、これらの要求ある場合には、法令にしたがって速やかに対応します。
【組織・体制
当店は、業務上使用する個人情報について適正な管理を実施いたします。

個人情報相談窓口
咲季きもの仕立て草苑 矢崎 恵子

住所
〒409-0125 山梨県上野原市野田尻470−2
電話番号
0554-66-3751
E-mail
celestial_sea_sky@blue.plala.or.jp
代表者
矢崎 恵子
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by saki-kss | 2010-08-18 23:22 | プライバシーポリシー

免許、資格

わたし、矢崎恵子の有免許、資格は次の通りです。

  国家検定一級和裁技能士

  職業訓練校指導員免許
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by saki-kss | 2010-08-18 23:01 | 免許、資格

お問い合わせ、ご注文など

咲季きもの仕立て草苑にお問い合わせ、ご注文などをなさりたい方は以下のところへ連絡をお願いいたします。

〒409-0125
山梨県上野原市野田尻470−2

電話:0554-66-3751
e-mail: celestial_sea_sky@blue.plala.or.jp
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by saki-kss | 2010-08-18 22:02 | 問い合わせ、注文

自己紹介

わたしは、きものの仕立てに従事すること25年、運動選手のように、
あるいは、修行に励むが如く、日々布を前にせっせと仕事を続けてまいりました。

毎度同じようでもありながら、毎度違う布と出会います。
今では縫うことがあたりまえになった毎日ですが、若い頃はこのような職業に就くとは
とても予想さえできませんでした。

大学は文学部、仏文学科。といえど、大学はまるで芝居をするために通っていたも同然で、
学業の方は本末転倒の誠になさけない状態でした。
将来の仕事を想像する気もみじんもなく、若者が抱える悩ましさをわたしも抱えていたのでした。

月日は経ち、子供を産むという経験で状況は一変しました。
仕事のことをまじめに考えなければいけない。
長きにわたってできる仕事を、およそ老いて仕事ができなくなるまで続けられる仕事をしよう!
そう突然おもったのです。

おもしろいもので、その時天啓が降りてきたというべきでしょうか、
私の脳裏にはそのとき、「きものの仕立て屋」か「助産婦」という言葉が出てきました。

助産婦は、自分が子どもを産むという体験から、いかに出産の時が、子どもにとっても
母親にとっても大事かということを身にしみて感じたのです。
しかしながら、その頃も、また、今に至るどの時期も、助産婦になるべく学校に通える余裕はありませんでした。

ですから、答えは決まっていたのです。
きものの仕立てにそれまでなにか縁があったのかというとそんなことはなく、
ただただ、手仕事が好きだったという理由からでした。
自分の中にどこか職人的なところもあったのでしょう。

そうこうして修行の年月が過ぎ、独立し今に至っています。
仕事がある限りこの仕事を続けていく、その想いは今でも変わりはありません。

きものが伝統産業であるということに胡座をかくでもなく、ただ、この仕事を日本人の手で
少なくとも私は守ってゆきたいとおもうのであります。

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現在は樹木と草木などに囲まれた環境の中で仕事に向かっております。
「咲季きもの仕立て草苑」と名付けたのもそのような環境があってのこと。
できる限り良い仕事を、力量のかぎり精一杯することを努めております。


仕立て屋
咲季きもの仕立て草苑 矢崎恵子


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by saki-kss | 2010-08-18 21:49 | 自己紹介