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新年あけましておめでとうございます

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年末に久々に結城紬の仕事をしました。

やっぱりいいですねぇ・・・
とても軽く暖かい。

ご覧になっておわかりのように、絣の模様は亀甲でなされており、
おそらくこの絣の糸くくりだけでも数カ月かかってしまうかもしれません。

結城紬は「重要無形文化財」であるのですが、
厳密な意味で重要無形文化財の指定とされるには以下のような条件がつきます。

・ 使用する糸はすべて真綿より手つむぎしたものとし強撚糸を使用しないこと
・ 絣模様を付ける場合は手くびりによること
・地機で織ること

第一の条件である手つむぎは強撚糸ではない=甘撚り、かつ、とても細いので
それを経糸にする時には地機(いざり機)でないと張力がかかりすぎて
とても織れません。

地機で、張力を自分でコントロールしてもしょっちゅう切れてしまうようです。
かつて茨城の結城の里に行った時にこの目で見てきました。
それで絣の柄を緻密にあわせるわけですから、その作業たるや想像を絶する苦行?であると思うのです。

結城紬はほとんどが分業で行われているということですが、
この一反ができるまで、どれだけの人の営みが込められている事でしょうか?

結城紬はこのようにたいへん手間のかかる布ですので、
どうしても高価なものになってしまいますが、それさえ実際にお仕事をなさる方は
仕事としてやっていけるほどの工賃をもらっているのか?
これからのことを思うとき、易しい事ではないだろうと想像します。
どうか、なんとか続けていけますように!

このきものは洗い張りものですが、新品のように蘇りました。
手のかかっているものは、何代も着ていただきたいものです。
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by saki-kss | 2013-01-02 00:05 | きものあれこれ