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仕立て直しの袖丈直し襦袢

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きのうは木枯らしのような強風が吹き、冬の到来を教えてくれました。
ハラハラ落ちる木の葉は光に揺れとてもきれいです。
そして、夜はとても冷え込み、朝は一面の霜、寒くなりましたね。

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さて、これは襦袢の袖です。
ハギがあるでしょう?
仕立て直しの袖なのですが、丈を伸ばしてほしいという要望でした。

幸い元の襦袢、居敷当てに共布を使っていたのでその布がありました。
それを継いだわけです。
問題はどの場所で継ぐかです。
襦袢の袖では、表から見えるところはほんの一部です。
振りの下のほうと,袖口、
できればそこをはずしたい。

結局たどりついたのは袖山から6寸5分の一でした。
長着の袖口の2センチぐらい下の位置です。


袖に継ぎのない方法ですと、元の見頃と袖を取り替えるというのもありますが、
そうなると見頃にハギができてしまいます。
見頃は表からは見えないのですが。


とにかくどんな場合でも「最適」を見つけて日々仕事にいそしんでいます!

ご相談に乗りますよ。


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襦袢の柄もいろいろ多彩です。
これは昨日縫い終えた襦袢ですが、だいたんな吉祥文様です。
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by saki-kss | 2015-11-28 09:00 | 技術

5歳祝着

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ここのところ続けて何枚か5歳の祝着を縫っています。

この家紋は稲ですね。季節としても今は稲刈りシーズンです。
この稲の家紋を調べてみるとこのようなことが書かれています。

「稲は主食であることからして、日本人に最も身近な植物ですから、古くから紋に使われています。元来、農業の守り神である熊野神社に奉仕する神官、氏子などに用いられ、熊野信仰の普及にともなって全国に広まりました。積んだ稲穂は穂積とも鈴木ともいいます。鈴木はススキの当て字で、名字としても全国に普及し、稲紋は日本第二の大姓「鈴木」一族の代表紋になっています。意匠的には具象的な稲穂を束ねて丸型にしたものが基本形で、他の紋と組み合わせたものも多くみられます。」

鈴木氏の代表紋であればもっと見てもよかったでしょうに、実はこれまであまり稲紋を見たことは
ありませんでした。なぜなのだろうかと首をかしげます。


それはそうと、今日縫ったものはこれとは違うものですが、(画像がぶれたのでパス)
男の子の場合、出生後間もなく着る、というよりくるまれる「お宮参り」のときのきものと
5歳祝着を兼用できるんです。これは頭の良い方法ですね。

寸法としては5歳の標準で作ります。あげはしないでおきます。
お宮参りと5歳祝着で違うのは袖で、お宮参りでは大名袖になります。
大名袖というのは袖口が全部開いていて丸みもついていません。
5歳の時にはこの部分を,丸みをつけて袖口下を縫うのです。
そして、もちろん、その子のサイズに「あげ」をします。



 仕立のご依頼お待ちしております!

また、仕立て直しのご相談など承ります。
丈が足りない、裄が短いなどご心配な際でも最適な判断を心がけています。
まずはお電話あるいはメールをください。




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by saki-kss | 2015-11-03 23:28 | きものあれこれ