麻のきもの

もうすでに1年の半分を折り返し7月も半ばです。
梅雨は開けていないのか?6月よりむしろ雨の多いこのごろ、
すっきりと晴れ間の覗くことがありませんね。

むしむしっとした日でも快適なきものといえばやはり麻です。
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これは小千谷縮 とても軽く撚りが強いので肌に張り付くことがありません。

かつては麻の反物は水を吹きかけるとけっこう縮んだものですが、
近年は、(まぁものにもよるのでしょうが)あまり縮みませんね。
これはお客様にとっても仕立て屋にとっても喜ばしいことです。


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染織りをやっている友人(カナダ人)の海外からのゲストに教える講習会、
「印半纏を染めて縫う」というものですが、6〜6月にかけてもやりました。

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みなさんすごいですよね!!
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まだ袖がついていませんが力作ぞろいです。

印半纏を縫うのは日程的にかなりハードでしたが、みなさんよくついてきてくれて
無事に縫い上げることができました。
4日かかるような内容を3日であげたので深夜に及びました。

これだと洋服の上からでも羽織れるので好評です。

この講習は来年はもっと忙しくなりそうな予感.....
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# by saki-kss | 2016-07-18 22:02 | きものあれこれ

鶴の黒留袖

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鶴が群れをなして飛んでいる気持ちのいい柄の黒留袖です。
これも数日前宅急便の〆切時間10分前に駆け込みようやくセーフ!
14日がお式だということでなんとか間に合いました。^^;

黒留袖はぐしびつけがめだつのでたいへん気を使います。
そのへん色の淡い色留袖とは違いますね。

こうしていつもお仕事がいただけることを本当にありがたく思います。^^。

着物業界は低迷しているという話とはうらはらに、きものを愛好する方も多くおられるようです。
若い方も。
寸法直しや仕立て直しのご相談はどうぞお気軽にお電話ください。


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# by saki-kss | 2016-05-15 18:06 | きものあれこれ

手刺繍のきもの

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ここのところ続けてて刺繍の肝の,付け下げ,訪問着を縫っていました。

やはり手刺繍は優しく繊細でいいですね〜!
たったひとつの花を刺繍するのにもたいへんな時間がかかっていると思います。
ゆえに現在では手刺繍の豪華なものはほとんど見られません。

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ミシン刺繍との差は表からみてももちろんわかりますが、裏から見るとてきめんにわかります。
(写真はありません。^^;)

やわらかさと堅さの違いですね。

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ちょっと画像がぼやけて暗いのが残念ですが、これも見事でした。
繊細な花々刺繍なさったかたの優しさがにじみ出ています。

こういった仕事はこれからもずっと遺してゆきたいですね!


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当方では和裁の教室もやっております。
自分のものを縫いたい方からプロをめざす方まで、
その方の希望にそって、最適な指導を心がけます。
また、「ゆかたを1枚縫いたい」というのでもけっこうです。
ただし、ゆかた1枚縫うのもけっこう時間はかかります。
3時間×9〜10回はかかると覚悟してくださいませ。
3時間で2,500円です。
まずはお電話を!


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# by saki-kss | 2016-04-02 07:24 | きものあれこれ

男物 変わり衿雨コート

写真を元に男物の変わり衿コートをつくってもらえないかとの注文がありました。
それは、かなりたて衿部分が上のほうまでつく、平安時代の衣装のようなものでした。

小さい写真を引き延ばし、こんなところかなというところで型紙を製作、
今回は微妙な衿だったので仮縫いも。

それで、裁ちはこんな感じ
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身頃の上の部分です。
そして、
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身頃縫っています。たて衿をつけて。

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で、できました!

雨コート、男性のだったので、長さが4尺ぐらいあって、正直たいへんでした。
袷コートよりも手がかかるんですよ。
コートはすべて割り縫い、そのうえ単衣だと縫い代の始末もたくさんあり、
表面にでない手間があります。

近頃は保育士の賃金が安いと盛んに言われ、抗議行動などもしています。
それは本当に当然のことですよね。
和裁士も時給計算すると同じようなものです。

もちろん和裁の世界だけでなく、手仕事の分野は国からの助成金もなく、
厳しい状況でやっています。
一番恐いことは,一人前になっても食べていけないと
後継者がいなくなることです。

手仕事はおもいのほか時間がかかります。
わたしは教室もやっていますが、
電話での問い合わせなどをきくと、簡単にできるとおもっている方が多いのです。

でも、そう簡単にはいかないんですよ〜〜。
一度ぜひ縫ってみられることを、願っています。^^。




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# by saki-kss | 2016-03-30 20:55 | 技術

小紋 道行コート

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もう、あけましておめでとうございます、というには日が経ちすぎていますね。
かげさまで当方たいへん忙しく,連日夜中まで仕事をやらねばならなくなり、
新年早々仕事しごとの日々を送っています。

昨年整骨院に通い、骨盤や背骨の歪みを直してもらって以降、
集中力も増し、疲れにくさも加わり、自分でもどうしてこうできるのか不思議なぐらいですが、
さすがにこれ以上の時間は無理ですね、というぐらいやっています。(でも、あまり稼げていない。
^^;)

さてと、画像は小紋コートの柄合わせです。
地模様に大きめの円が織られています。
こういう場合絶対どうしなければというのは言えません。
総尺がどれぐらいであるか?円はずっと合せることが可能か、
など、いろいろな要素で決まってきます。

仕立て屋としては、できることならなるべく合せたいと思うのではないでしょうか。
わたしは思います。

身頃と衿は、最も合せたいところは左の身頃と衿で、あとは合なくても仕方がないのです。
幸いこの場合は背のところと衿が合っていますね。これはラッキーです。

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出来上がりの図
合うところは合せていきます。


仕立て屋はここに来るまでの反物のさまざまな負の要素を極力出さないようにする、
なるべくそんなことわからせないようにする課題を背負わされています。

時には文句のひとつやふたつ言いたいこともあります。
仕立て屋としてもっと発信しなければいけないことも時に思います。
地直ししてもなおらない歪んだ生地をどう妥協点を見いだし、
できた時にはおかしくないように仕立て上げるかなど、
仕立て屋は試練がいっぱいでございます。

まっ、それもおもしろいといえばおもしろいのですけれどね。
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# by saki-kss | 2016-01-17 21:00 | 技術

身丈不足の継ぎ足し

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いよいよ今年も残すところ今日明日となってしまいました。
まさに年の瀬、この12月はおかげさまで仕立ての収めに追われてんやわんやでした。
そのうえ、印半纏作りがごく一部で静かなブームになっており,それの講習などもおこなっていたせいで、危機的に忙しかったです。

でも人間せっぱつまるできるものですね。
この年でも時間的に新記録というのでせうか、単に仕事時間が長かっただけかもしれませんが、
まぁ、やりました!

ひとつのことに集中して身を傾けてやっていると,突破した感が生まれることがあります。
この12月をこなして今、そんな感があります。


12月は大島が何枚か続きました。
上の画像は白大島です。
雪輪の文様がたいへん美しいですね。
この絣の技術はたいしたものですねぇ。
地の色が白いというのは絣がいっそうたいへんなのではないでしょうか。


さて、今日の本題は、仕立て直しのときに身丈がけっこう足りないときに
ほどこすのが「継ぎ」という手法です。

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この継ぎ、かなり気を使うんです。
身頃を切るんですから。まちがいは許されません。
いつも慎重に慎重を重ね、不安な気持ちを抱えてやっています。笑
切る場所はおおまかに2カ所が可能です。

ひとつはおはしょりの中に入る部分、
もうひとつは帯の中に隠れる部分です。

で、どっちのほうが安心かというと前者かなと思います。
結論として、その方の褄下から上に2寸からはじまると(上に)安心ではないかと。
幅も限度はあります。
3寸程度ならまちがいないと思います。
 
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それから、当方では和裁の教室もやっております。
自分のものを縫いたい方からプロをめざす方まで、
その方の希望にそって、最適な指導を心がけます。
また、「ゆかたを1枚縫いたい」というのでもけっこうです。
ただし、ゆかた1枚縫うのもけっこう時間はかかります。
3時間×9〜10回はかかると覚悟してくださいませ。
3時間で2,500円です。
まずはお電話を!


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来年もどうぞよろしくお願いいたします。
みなさまよいお年をお迎えください。
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# by saki-kss | 2015-12-30 20:59 | 技術

大島紬袷

大島紬を2枚続けて縫っています。

この泥染の大島は繊細な絣の色柄がきゅんときます。

大島紬は縦緯とも生糸で伸びるということがないので仕立の場合難しいのは衿づけ、
特に衿肩まわりだと思います。
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近頃では,仕立が難しいという理由で、衿肩をまっすぐ切らないで
コート類のようにカーブで切るやり方もあるようですが、
わたしは昔からの真一文字に切るやりかたです。

つんとした感じにならないよう丸くなるよう意識して衿づけをしています。
手の感触が大事です。

何事も修練の連続です。
おもしろいもので何十年経ってやっと得られる技術もあります。
まだまだ修業、ずっと修業です。

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# by saki-kss | 2015-12-12 17:58 | 技術