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手刺繍の振袖

大作、手刺繍の振袖を縫い終えました。
これだけの刺繍の量だと相当手間がかかっていると思います。
日本刺繍の糸はとても細い糸が何十本も殆どよりのない状態で束になっていて、ちょっとした引っ掛かりで糸がバラバラになってしまうので、大変だと思います。私も気を使います。
あいくち(柄が合うところ)が多いもので、お客様の寸法より柄合わせを優先とさせるものだったので、そこにも気を使いました。
ところがです!一番大事な上前と衽の柄が合わないのです。しばしばあることなのですが。
刺繍をやっているうちに変わってしまったのか、ゆのしという作業の中で変わってしまったのかわかりませんが。
仕立屋はリレーで言えばほぼ最終ランナーで、そういった事情もなるべく目立たないよう、最善を尽くす必要があります。
方法は短い方を伸ばすのが中心となります。でも、やりすぎて布がよじれたりするのでは元も子もないので塩梅を図ってですね、やります。
写真ではそれがわかりませんが。(あはは)
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# by saki-kss | 2020-08-31 21:40

雪花絞りの浴衣

雪花(せっか)絞りの浴衣時を2枚預かっていました。
近年注目浴びて人気です。大人感漂ってます。

雪の結晶を模したもので、技法は板締めだそうです。
よくできていて、この六角形は柄を合わせやすいと思います。

この浴衣地のポイントは何と言っても柄合わせだと思います。


ところがネットで見てみると案外柄があってないのが多発、もったいないですね〜。

まぁ、反物の総弱が足りないとか、お客様の身丈が大きかったとか、そもそも全く頓着していないとか

いろいろ事情はあるのでしょうけれど、私は合わせられる限り、合わせたいですね。それとくどくならないようにというのが大事。
そのために裁ちにはやたら時間かかっちゃいますけれど、満足感が違います。



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# by saki-kss | 2020-08-09 16:22 | 技術

大島紬の衿付

紬の反物は仕立屋としては縫いやすい部類に入るものが多いのですが、大島紬は部分的に気を付けなければならないところがあると思っています。
それが衿付です。

仕立屋ならうなづかれる方が多いのではと思うのですが、大島の場合ぴりつきやすいというのでしょうか、
下手すると突っ張った感じになりかねないのです。
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でも、私はまず大丈夫です。
衿づけの重要なところはどうラインを描くかにあると思います。
一番肝のところをいかに余裕を持って縫えるか、
自分で言うのもなんですが、わりと得意です。^^:



# by saki-kss | 2019-12-13 22:15

留袖の比翼付け

留袖の比翼付け_b0201195_19234484.jpg
何をしているかというと、黒留袖の比翼を付けています。
ご存知のように、留袖ではかつて二枚着で、白の羽二重の合わせ着物と一緒に来ていましたが、
流石に重いとか、着付けが大変とかで内着は比翼と言って、
「着ているように見せかける」ものをくけつけています。

今回の本体である黒留袖は何と依頼者ご本人が若い頃縫ったというのにはびっくりです。
素人です。
ずいぶん縫いこまれたのですね。

来年1月に結婚式があるということで、比翼付けの仕事を頼まれました。

こういった、ちょっと足りないとか、
裄直しや幅直しの仕事もしばしばあるんですよね。

実のところ、幅直しや丈直しは大変ですが、お客様のかゆいところに手の届く仕立屋でありたいと思っています!


# by saki-kss | 2019-12-08 19:31 | きものあれこれ

モダーンな柄

いずれも小紋なのですが、最近縫ったものの中から
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いいですよね。
たまにこういった幾何学的な文様を着てみたいと思いますね。
今のような初冬なんかいかがでしょう。
帯あわせも楽しめそうですね。




# by saki-kss | 2019-11-28 21:44 | きものあれこれ

子供着物

友人の知人からの依頼で子供の晴れ着を縫いました。反物自体は7歳の祝着用なのでしょうが、このお子さんは10歳なのだそうです。普段から着させたいとのことでした。こういった子供ものは柄や長さの関係もあり、着られる範囲はありますが10代のうちになるべくたくさん着られるように願いを込めて縫いました。
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# by saki-kss | 2019-11-14 06:45

結城紬

自宅営業の私は、糸が細く緻密な素晴らしい結城紬を台風の間縫っていました。
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自然な色合いのアイボリーの地に織りと初めの両方を使った結城紬、
繊細で、今このようなものを縫えることをとても幸せに思います。
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地衿を縫い上げたところ
織りが確かなので、自分で言うのもなんですが、縫いあがりも綺麗に上がるのです。
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台風の間、そのエネルギーを利用して速さに挑戦しようかななんて思いましたが、
まだ若い1歳のオスネコがやたらうるさくできませんでした。笑


近隣では土砂崩れの被害が相次ぎました。
関東初め長野や東北でもかなりの被害が出ましたね。

これからは生態系全体のことを考えての治水、利水が望まれるなぁと切に思いました。




# by saki-kss | 2019-10-19 11:43