ラオスで織られたこの布はずっしりと重みのあるしなやかで素敵なものです。お客様はこれを名古屋帯にしたいとのご注文。でも、長さが鯨尺で6尺5寸、約2.5m弱しかないのです。
が、この方からは何度も帯の依頼を受けており、見えないところでハグのは構わないとのこと。
通常名古屋帯では垂れ(お太鼓)の裏側は別布にするとしても、最低でも9尺5寸(3.6m)は欲しいところ。別布を足すにしてもやりくりの余裕がありません。帯に短し、とはいうけれど。笑
自分でも何度も名古屋帯を巻いて、ここなら大丈夫というところを何度も確認し、実際つけてみた時点で見えないところをハギました。本当にこれ以上短いとできない長さです。
全体を見ると妙ですが、形にするとなかなか良い帯になったではないですか!
この布は重みがあるし、スレに弱そうなので結果的に別布でそれらをカバーするのも悪くなかったかもしれません。
こんな感じでお好きな布で帯にしたいという方、あるいは自分でも縫ってみたいという方は声をかけてくださいね。
平日の午前中ならわりと稽古は可能です。
0554-66-3751